評価点・出品票記載記号

車輌検査の概要

車両検査の概要につきましては、ＪＡＡのホームページでも紹介されております。
このページでは、検査員が採点する評価点、出品票に記載する記号につき、
解説させていただきます。

外装評価点

外装評価点は、外装の状態のみを表すものです。
機関の不具合については、よほど大きなものでない限り、検査員は出品票に記入しません。
評価点のみでは車両の状態を判断できませんので、必ず下見を行うことをお勧めいたします。

外装評価点	解説
S（または7・8・9）点	新車に近い状態です。初度登録からの経過月数により、7・8・9と点数を分けている会場もあります。
6点	ほとんど無傷で超極上車です。初度登録から2年、または走行3,000kmのどちらかを超えた場合、6点が最高点となります。
5点	少し傷、小さなヘコミはありますが極上車です。初度登録から3年、または走行20,000kmのどちらかを超えた場合、5点が最高点となります。
4・5点	1,2箇所ちょっと目立つ傷、小さなヘコミはありますが、良い車です。外板の交換歴、板金歴があり、現状ほとんど目立つ傷がない車も4・5点となります。初度登録から5年、または走行40,000kmのどちらかを超えた場合、4・5点が最高点となります。
4点	数箇所少し目立つ傷、小さなヘコミがある状態です。外板の交換、板金箇所が多いが、現状ほとんど目立つ傷がない車も4点となります。初度登録から7年、または走行70,000kmのどちらかを超えた場合、4点が最高点となります。
3.5点	大きく目立つ傷、ヘコミがある状態です。骨格部分に軽度の損傷を受けたもので、ギリギリ修復歴車扱いにならないものも3.5点となります。走行100,000km以上だと3.5点が最高点となるため、100,000km以上の中には4点並の車も多いです。
3点	大きく目立つ傷、ヘコミが多い状態です。走行150,000km以上だと3点が最高点となるため、150,000km以上の中には4点並の車も多いです。
2点	商品価値がほとんどない車です。
1点	改造車、災害車（ひょう害、冠水）、競技車などです。ひょう害の中には、稀にほとんどヘコミが目立たない車もあります。
R（またはA・0）点	骨格部位に損傷を受けたことがある修復歴車です。
＊＊＊点	事故現状車です。

内装評価点

内装評価点	解説
Aランク（Sランク）	かなり良い状態です。 Sランクは会場によりますが、未使用車の場合に付けられることがあります。内装評価の基準は会場間のバラツキが大きく、Aでも目を疑うような状態の車もたまにあります。
Bランク	良い状態です。ほとんどの場合、目立たない傷、軽いコゲ、小さなシミ、小さなスレなどがある状態で、中にはかなり良いＡランクに近い状態の車もあります。
Cランク	会場によっては、内装評価の基準が厳しいところもあり、Ｃランクでも良い状態のものがある場合がありますが、一般的には目立つ傷、コゲ、シミ、スレがあることが多いです。
Dランク	悪い状態です。大きな破れなどがあります。
Eランク	かなり悪い状態です。

出品票記載の記号について

上記記号の横に1から3までの数字が入ります。（XXは数字が入りません）
1は小さなものであり、2は目立つもの、3はかなり目立つものとなっております。
これも会場、検査員により、バラツキが大きいので、記号だけでは判断できないのが実情となっております

記号	解説
A	キズです。薄い傷、１ｃｍ未満のキズはチェックされません。
U	ヘコミです。エクボをＥと表示する会場もあります。
B	キズを伴うヘコミです。隣のドアがぶつかった時に付くようなキズ・ヘコミです。
P	シミ、色あせなどです。コンパウンドでとれるようなシミも含まれます。
W	補修跡（板金跡）です。ほとんど「Ｗ２」と表示されますが、仕上がりに大きなバラツキがあります。
S	サビです。
C	腐食です。
XX	交換済みのことです。

装備品の略記号について

記号	解説
AC	エアコン
PS	パワーステアリング
PW	パワーウインドー
AW	アルミホイール
TV	テレビ
AT	オートマ車
MT	マニュアル車
SR	サンルーフ
革	革シート
ｴｱB	エアバッグ